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Tosa Kazuya × Honda Tsuyoshi Special Talk
SUIT STOMP 2026 NEW COLLECTIONに「GUEST MODEL」として参加してくださった
THE NEATBEATSの土佐”Mr.Lawdy”和也さん。
2026年2月某日、SUIT STOMP 2026 NEW COLLECTION撮影後、
二人の出会い、SUIT STOMPの第一弾スーツに込めた想いなど、
SUIT STOMP代表 本多強 と特別対談を行いました。
撮影お疲れ様でした。
土佐 本多お疲れ様でした。
では最初に土佐さんから、撮影の感想をお願いします。
土佐 今回、SUIT STOMPのゲストモデルとして呼んでいただきまして。本多さんの想いを皆さんがいかに舞台化・具現化するかという熱量が伝わってきて、僕も一緒に仕事ができて楽しかったです。

今回、土佐さんをゲストモデルとしてピックアップした理由を教えていただけますか?
本多 一番はやっぱり3周年ということです。ブランドを立ち上げて3年という節目で、今のブランドがあるきっかけにもなった土佐さんを、どこかでフィーチャーしたいという思いが初めからありました。本当は5年目あたりにと思っていましたが、自分の想定よりもブランドの育ち方が早かったので、3年目にやってしまおう、ということでオファーさせてもらいました。
2年前倒しということですね。流石です。
本多 いや、それはもう土佐さんのおかげですよ。今のSUIT STOMPは土佐さんなしでは語れない。それは僕も専務も、周りの家族も思っていることですね。

撮影中にお二人で再現するようなシーンもありましたが、お二人の出会いについて教えてください。
本多 今でも覚えています、2023年の2月28日でした。僕は前職の最後の仕事で東広島に行く途中、パーキングエリアで一人でタバコを吸っていたんです。そこにリーゼントの男性がレザーシューズで歩いてきた。グリースの麝香みたいな匂いがして、パッと横を見たら土佐さん。当時、立ち上げるブランドのコンセプトとして「スーツと音楽」というのは決まっていましたし、僕の中では「日本のロックバンド=スーツ=THE NEATBEATS」という図式があった。そのタイミングで目の前に土佐さん、しかも二人きり。
土佐 うん。

本多 声をかけようか迷う前に、勝手に体が動いていました。「土佐さんですよね?」と。聞けばライブ帰りで九州から戻る途中だったそうで。
土佐 そう、たまたま九州から東京に戻る時でした。しかも朝8時とか。最初は「誰だろう?」と思いましたよ。喫煙所で話しかけられるなんてまずないですから、あるとしたらアイコスの店員さんぐらい(笑)。でもその場ですぐブランドの話をしてくれましたよね。
本多 そうです。ブランドを立ち上げる話も「SUIT STOMP」という名前も伝えて、「いきなりですけど、THE NEATBEATSのスーツを作らせてください!」とお願いしました。連絡先も聞きたかったんですけど、名刺も前職のものしかなくて、渡せるものがなかった。だからLINEを聞いたんですけど、正直ちょっと渋られましたね(笑)
土佐 いや、すんなり教えたよ?
本多 いやいやいや(笑)「一人に教えたらキリがないから」って渋られましたよ(笑)

土佐さんとしては怪しさとかはありましたか?
土佐 ぐいぐい来るなとは思いましたよ(笑)。でも、何かあるかも、みたいな直感がありました。そういえば、あの時一緒に撮った写真見せてくれましたよね?
本多 そうだそうだ。実は5年前に広島でTHE MACKSHOWのライブを見に行った時、THE NEATBEATSも出演していて、その時が直接THE NEATBEATSを見た初めての機会。その時ライブ後に写真を撮ってもらっていたんです。だから自分の中では全てが繋がっていたような感覚でした。
土佐 なるほどね。
本多 そういえばなんですけど、パーキングエリアで出会った日に車に戻ったら、後輩に「大丈夫でしたか? カツアゲされてるのかと思って証拠写真撮っておきましたよ」って言われました(笑)。
そんなこともあったんですね(笑)
その後はどんな展開だったんですか?
土佐 そこからLINEで頻繁に連絡をくれて、報告を逐一もらっていました。実はちょうどTHE NEATBEATSも新しいスーツを作りたい時期で、本多さんに会った日にメンバーに話したら「いいね!」と盛り上がったんです。
本多 そこから会社を2023年の4月に立ち上げて、6月に下北沢でお会いしました。その時に当時のTHE NEATBEATSのスーツを見て、構造や重要視しているポイントを勉強させてもらって。その後、7月にメンバーの皆さんを紹介していただいたという流れです。

実際に出来上がったSUIT STOMPの第1弾のスーツ、印象やバンドメンバーの感想はどうでしたか?
土佐 まず、「理解力」がすごい。自分たちが作りたいイメージを形にする作業は、僕たちを分かってくれている人じゃないとできない。本多さんはセンスも経験もあるから、僕らの思いをちゃんと形にしてくれました。メンバーも絶賛でしたよ、特に僕らはライブで着るので、普通の仕事用と違って「耐久性」が不可欠なんです。替えが効かないから、ホテルの風呂場でスーツを洗うこともある。そういう「ロックバンドが使うスーツ」という過酷な条件に対応できるスーツを作ってくれました。初代のスーツは2年くらい経ちますが、今でも現役です。
本多 忘れられないのは、2023年12月17日の大阪・堺でのワンマンライブですね。それがスーツのお披露目の場でした。今考えると、僕たちのために特別な場を作ってくれたんだなと。もちろん嬉しいし、自信はあったけれど、生地のウールは生き物なので何があるかわからない、何かあったらどうしようという不安もありました。でも、自分たちが作ったスーツでみなさんがステージに出てきた時の感動は、僕らにしか分からない特別なものです。終わった後、専務と2人で嬉し泣きです。
土佐 本当に?(笑)
本多 正直それは嘘ですけど(笑)でも専務とはもう20年仕事をしていますから。2人だけで乾杯したあの日は、僕たちにとって特別な一日になりました。

土佐 僕らもSUIT STOMPが狼煙を上げた日に携われてよかったです。あの日は僕らも覚えていますよ、本多さんが客席ですごく嬉しそうに見てくれていて。
本多 でも今色んなスーツを作った中で思うのは、THE NEATBEATSのスーツは、どのバンドよりも難しいということです。ライブの本数も違うし、カッコよさと機能性の両立が本当に難しい。海外ツアーで2週間ライブをすることもあるので、耐久性、乾きやすさ、赤いチェックの裏地の耐久性までこだわりました。
今ではどんどんSUIT STOMPのファンが増えていますが、ずっと見てきた土佐さんとしてはどうですか?
土佐 そうですね。本多さんが地道に足を運んで営業されているのも知っていますが、周りのバンドから「新しいスーツいいな、どこで作ったの?」と聞かれて「SUIT STOMPいいね、俺らも作ろうかな」となることも多いんですよ。人と人の繋がりで自然に広がって、このスピードで成長。素晴らしいことだと思います。
今回は土佐さんのオリジナルスーツが4点完成しましたが、感想はいかがですか?
土佐 めちゃくちゃ良かった。今回僕は一切オーダーせず、本多さんが僕のイメージで作ってくれたんですが、今までに着たことのないタイプなのに、全部フィットしてバランスが良い。今日東京に持って帰りたいくらい(笑)。

本多 絶対に似合うと分かっていました。僕らは音楽がコンセプトなので、その人の音楽を聴いて、想像して、バックグラウンドやジャンル、その根源まで追求してスーツを作っています。
その人のパーソナルな部分を引き出すということですね。
本多 そう言ってしまうと大げさですが(笑)オーダースーツを作る方は皆そうだと思います。ただ僕はたまたま音楽が好きだった。SUIT STOMPを立ち上げてから、ビジネススーツではありえない要望が来る。それが刺激になるし、作っていて楽しい。でももちろんビジネスマンの方からも沢山注文があります。ミュージシャンの方だけではなく、ビジネスマンの方にも、結婚式や成人式、新社会人として門出を迎える方にも、僕らの作るスーツが「衣装」として背中を後押しできればと思っています。
本多 SUIT STOMPには「個性が常識に殺されてはいけない」というコンセプトがあります。組織の中で個性が強すぎて馴染めない、結果を出しているのに認められない、そんなビジネスマンを後押ししたい、その個性を大切にしてほしい、そんな気持ちもあります。
土佐 素晴らしいです。
本多 今知りました?(笑)
土佐 もちろんコンセプトは知っていたけど(笑)ただ本多さんの想いをここまで聞いたのは初めてなので、いや素晴らしいです。
本多 僕自身、会社員時代に「なぜ自分ははぐれてしまうんだ」という葛藤がありました。「スーツは売れればそれが正解なのか?」「もっとカルチャーやバックグラウンドを大切にするべきなのでは?」そんな思いがあったけれど、大きな組織ではなかなか難しい。じゃあ自分でブランドを作ろう、そう決めた時に土佐さんに出会ったんです。すべてが繋がっている気がします。
では最後に、SUIT STOMPのスーツをどんな方に着てほしいか、土佐さんお願いします。
土佐 バンドマンはもちろん、新社会人や、仕事で悩んでいる人、人生の節目にいる人にこそ、本多さんを頼ってほしいです。一着のスーツ、その人の一張羅を作ることで気持ちを切り替え、「これからもう一回頑張ろう」と思えるきっかけになるはず。本多さんがその気持ちを背負って形にしてくれます。
本多さんからも最後に一言お願いします。
本多 ブランド名の「STOMP」は音楽用語でもありますが、僕は「スーツを着て心躍る」という意味を込めています。挫けそうな人の後押しになり、心が躍るようなスーツを提案していきたい。それがSUIT STOMPです。

TOSA "Mr.Lawdy" KAZUYA
土佐"Mr.Lawdy"和也
Profile
1976年2月9日生まれ、1997年に大阪で結成された4人組ロックンロールバンド、THE NEATBEATSのギター/ボーカル。バンドではリズムギターを担い、コーラスとリードボーカルの両方でその歌声を響かせています。ウィルコ・ジョンソンやビートルズ、ザ・カイザーズといった英国ロックンロールを血肉とし、刻み続けるリズムギターは、タイトなスーツとリーゼントに象徴されるバンドのスタイリッシュなサウンドの土台そのもの。飾らないタフさとユーモアで、世代を超えたロックンロール・シーンの信頼を集める存在です。